法隆寺金堂修正会

 法隆寺では現在、奈良時代(称徳天皇、神護景雲2年、768年)に平城京大極殿で始められた、7日間に渡るお正月の法会「金堂修正会」(吉祥悔過)(1月8日~14日)が行われており、明日1月14日が最終日です。 期間中、法隆寺境内は普段とは違ってピリッとした緊張感に包まれています。1月12日から14日の3日間だけ夜の法会に申込みによって許可された者の参列が許されます。

法隆寺ではこの法会は神護景雲2年から大講堂で行われていましたが、承暦2年(1078年)に、吉祥天像と多聞天像が金堂に安置され、それ以来、金堂で「修正会」行われるようになりました。法会は「六時の行法」で、「晨朝」、「日中」、「日没」、「初夜」、「半夜」、「後夜」と1日を6時に分けて行が行われます。東大寺2月堂の修二会も同様ですが、法隆寺の修正会とはかなり内容が違っています。

この法会では僧侶が人々に代わって1年間に犯した罪を金堂の吉祥天像と毘沙門天像に対して懺悔する「悔過」の行法です。
金堂釈迦三尊の前にはピラミット状に御餅がうず高く積まれてお供えされています。釈迦三尊像の後に牛玉像が据えられ、吉祥天の前には香水壺が置かれます。法要では加持杖や法螺貝や鈴の付いた鐃、および太刀が使われます。参列者には後程、牛玉札が送られてきます。無常息災を厄除けの護符とも言われ、かっては天罰起請文につかわれました。

修正会は奈良時代から1250年も続くとても重要な行事です。

続日本紀より
称徳天皇
神護景雲元年(767)

「春正月八日、天皇は次のように、勅(みことのり)した。
 畿内および七道の諸国は七日の間、おのおのの国分寺である金光明寺において吉祥天悔過の法(吉祥天を本尊として行なう罪過を懺悔する法会)を行なえ。そうすればこの功徳によって、天下が太平になり、風雨は順調で五穀が成熟し、万民は快く楽しく暮らして、諸方の生き物が、同じようにこの福徳にうるおうであろう。」 (宇治谷孟訳 「続日本紀(中)」 講談社学術文庫、P394)

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南大門よりの参道両側に灯篭
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上土門(重要文化財)
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1月の行事告知(重要行事が目白押し)
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竹で囲まれた伏蔵
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西院伽藍出口(灯篭)
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柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺
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鏡池に氷張る[1月12,13日この冬一番の寒さ)
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大講堂では最勝王経讃説の法会
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金堂修正会
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提灯
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法隆寺からの帰り
法起寺
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金剛・葛城連峰と法起寺夕焼け
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