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犬養万葉記念館

 明日香村中央公民館での講演会に出かけるため、私は橿原神宮前駅で近鉄電車を降り、東口2番バス乗り場から、石舞台経由飛鳥駅行のバスに乗りました。途中、バスの中で関東方面から来られた中年のご婦人が、私の後ろの席のシニアの男性の方に、飛鳥は初めてなので、どこに行ったら良いか尋ねていました。 男性の方は、眺めがよいので甘樫の丘へ行くことを薦めていました。そのご婦人の方は豊浦近くの登山口で下車されましたが、後はどうされたのかは分りません。 

 乗車したバスは目的地へ行くために、村内あちこちを迂回して、非常に大廻りをするものですから、シニアの方は私にこのバスは中央公民館に行くのですかと尋ねてきました。私は、はい、石舞台でUターンしましたが、川原寺前を通りますので大丈夫ですとお答えしました。

さて、明日香村のメインストリートは岡(おか)という地域です。ここには明日香村役場、郵便局、カフェなどがあります。 ここのバス停「明日香村観光会館」で下車して、地図や観光案内のパンフレットを入手し、まずここから10数分程度の徒歩圏内にある石舞台、飛鳥京跡、犬養万葉記念館、酒船石、亀形石造物、飛鳥寺を観光することをおすすめ致します。 ここは、まさに飛鳥京の中心部ですので必見です。 

現在、酒船石近くに、県立万葉ミュージアムというホテルと見間違うような絵画などを主体とした建物が建っていますが、ここは飛鳥時代の一大工房地帯で、富本銭などが出土した飛鳥池があったところですが、奈良県当局は遺跡を破壊して、施設を作ったため、工房跡の全貌は不明です。 ミュージアムの建物地下に一部、炉の跡が保存され見えるようになっていますが、ほとんどの方は気が付きません。もし、遺跡が保存され、遺跡を説明するガイダンス施設ができておればどれだけ、飛鳥時代の工業生産の仕組みが分ったかと思います。 

 体力に自信のある方は飛鳥寺から甘樫丘豊浦登山口から整備された階段を登って甘樫の丘に登られることをおすすめします。途中、犬養先生揮毫の志貴皇子の歌碑、
  「采女の袖吹き返す明日香風、京を遠みいたずらに吹く」
があります。 犬養節で、古代を遠み、この歌を朗唱されると、明日香風が吹いてくるかも知れません。

明日香の高松塚とキトラ古墳の位置は中心部から少し離れていますので、バスを利用されると良いと思います。高松塚古墳の壁画は貴重なもので、衣装や持ち物など国際色豊かですので、是非見学をおすすめ致します。キトラ古墳公園も最近整備され、四神の館には、おそらく世界最古の星宿図がVRの手法でみることができます。現在、壁画の実物が展示されていますので、北斗七星がどこに描かれているか、是非見つけて下さい。

田園風景がお好きな方は現在稲渕の棚田がきれいですので、石舞台から祝戸荘方面へ徒歩でお出かけ下さい。

先日、久しぶりに犬養万葉記念館に入ってびっくりしました。入場料は無料で、記念館横には無料駐車場もできていました。 館内は、明るく『つばいちカフェ』が開店しており、食事もできます。何よりも犬養孝先生関連の展示物が豊かでびっくりしました。
現在、記念館では、
  『犬養孝生誕110年、没後20年記念展「犬養万葉―明日へつづく道』 と題した特別展示が行われいました。

記念館の雰囲気は女性が入りやすいようになっていました。それもそのはず、2015年から、甲南女子大学で犬養孝先生の門下生であった、万葉歌語り活動で有名な、岡本三千代館長が就任され,当日犬養先生について色々とお話しさせて頂きました。 私はその日、たまたま、中央公論1972年7月号に掲載された、「明日香村村長日誌」 (岸下利一村長著)記事のコピーをもっていました。 高松塚壁画の発見当時の村長で、犬養先生も明日香保存に岸下村長とともにかなりご尽力されました。学生時代、灌木の茂る道なき道をかき分け甘樫の丘に登り、木の隙間から垣間見る大和三山をみやりながら、あの鼻声の独特の犬養節を聞いたことを思い出しました。

皆様、明日香村へ行かれた際には、是非、犬養万葉記念館に立寄ってやってください。

犬養万葉記念館
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岡の通り
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記念館展示パネル
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