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奈良西大寺展(1)

 あべのハルカス美術館で開催中の「創建1250年記念 奈良西大寺展 叡尊と一門の名宝」大阪展(7月29日(土)~9月24日(日))に行ってきました。 西大寺本堂の本尊釈迦如来立像(重要文化財、いわゆる京都清凉寺式釈迦如来像)や2016年に国宝に指定された西大寺叡尊像、愛染明王像、また京都・浄瑠璃寺の吉祥天立像(重要文化財)など名品がずらりと展示されており、なかなか見ごたえがありました。 

塔本四仏坐像(8世紀末、木造)
 塔の初層の4方向に安置されていた仏像で、西大寺創建時に近い時代の仏像である。 法隆寺では塑像が4面に配置されているが、4体の仏像ー釈迦如来、阿弥陀如来、宝生如来、阿閦如来ーが安置されていた。展示会場では東西方向の表示はなかったので不明。
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  叡尊は鎌倉時代に大和郡山市白土町で生まれ、文殊菩薩を信仰し、当時の奈良仏教の退廃に失望し、鑑真に帰れと、真言律宗を興し、西大寺の中興の祖となりました。当時、叡尊は忍性など多くの弟子たちを巻き込み、慈善事業を行い、貧しい民衆に救いの手をさしのべました。京都の平等院近くの宇治橋は叡尊一門が造りました。中州に建立された十三重石塔が洪水で倒れ、中から出てきた数々の品物が展示されていました。

釈迦如来像
 叡尊が京都清凉寺の本尊釈迦如来立像を模刻させた像で、現在は西大寺本堂のご本尊です。 翻波式衣文の彫刻がとても美しい。清凉寺像の元の像は、鑑真がその像を見て僧になることを決意したという、エピソードが残されています。

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愛染明王像(8/29-9/24)
 西大寺愛染堂の本尊は後半に展示されます。
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本ブログ叡尊関連記事:百毫寺(過去の記事)


吉祥天立像は今回の展示の中では際立っていました。浄瑠璃寺では特別公開のとき御厨子に入った姿を拝観しましたが、今回は360度拝観できましたので圧巻でした。

吉祥天立像(京都・浄瑠璃寺、重要文化財、鎌倉時代、桧木造彩色、像高90cm)
  京都・浄瑠璃寺本堂の厨子に安置されている吉祥天像です。左手に宝珠をもち、右手を垂下し、直立する姿は華麗であり、
  90cmの像とは思えない肉感がある。 同色系統のグラデーションがとても色鮮やかです。
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