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第67回法隆寺夏期大学(2)

法隆寺夏期大学1日目の午後2時過ぎから4班に分かれて伽藍特別拝観があり、以下の場所を順に拝観しました。

1.西円堂:
  堂内へ入り、巨大な国宝の薬師如来坐像(脱活乾漆像)を真近で拝観しました。 このお像は脱活乾漆像としては唐招提寺金堂のご本尊の盧舎那仏と並び称されます。 薬師如来を取り巻く十二神将像もすぐ近くで拝観できました。 また、千手観音像の衣服の極彩色がこれだけきれいに残っているとは驚きでした。普段は格子越しにしか見ることができませんが、夏期大学のときは特別です。
2.上御堂:
  堂内へ入り、国宝の釈迦三尊像を拝観しました。どっしりと構えた桜材の三尊像は風格さえ漂っていました。四天王像の彩色が鮮やかでした。 フェノロサが御開帳させた救世観音像が安置されていた夢殿の厨子や五重塔心柱の空洞部の型、源頼朝寄進の太鼓など見所一杯でした。
3.聖霊院:
  内陣に入り、聖徳太子像と対面しました。写真で見るのとは違って、まじかで拝観すると、とても優しいお姿をされているので、だれ もが驚きます。一度、夏期大学に参加され、拝観して見てください。驚きますよ。背景の林功筆の蓮池の色が鮮やかで圧巻です。
4.若草伽藍
  東大門そばから若草伽藍に入ります。中に入ると広大な若草が生えた敷地が残っていますが、地下には聖徳太子が創建した斑鳩寺の塔と金堂の基壇跡が保存されています。日本史にとって、とても大事な場所です。南面大垣のすぐ近くに斑鳩寺の塔心礎があります。 4隅に添え柱用の円形の窪みがあります。また、この礎石は庭石として使われていたことがあるので、石塔を載せた正方形の跡が残っています。また、礎石の側面には落雷の電流が走った直線状の跡が残っていました。
5.夢殿
  救世観音の厨子の扉が開き、黄金色に輝く救世観音を拝観しました。いつも神々しい感じがします。
6.舎利殿・絵殿
 舎利殿に入り舎利が入っている厨子を拝観しました。また、絵殿ではあざやかな色彩の聖徳太子絵伝を拝観しました。
7.伝法堂
  伝法堂も御開扉され地蔵菩薩など数多くの仏像を拝観しました。また、奈良時代の貴族の邸宅として貴重な建築を拝観しました。

夏期大学2日目は次の講義がありました。
 第1講 法隆寺住職 大野玄妙「聖徳太子「勝鬘経義疏」解題Ⅱ
  昨年と同じテキストを使って仏教史の解説がありました。テキストは一から三十二までの項目があり、今年は十四から十九までの項目の解説がありました。仏教史についてはあまり知識がないので、昨日の松本氏の講座につづき、よい勉強になりました。
 第2講  叡山学院学監・教授 桑谷祐顕 「仏教で国を護るー伝教大師の構想」
  伝教大師・最澄の国家鎮護の考え方について解説がありました。最澄と法隆寺夏安居縁についてのお話は興味深かったです。
 法隆寺の夏安居には1200年前から比叡山の僧の講義があったことに驚きました。これが現在までつながっているのです。
 昨年は最澄の弟子円仁が巡礼した中国五台山に行って来たので、比叡山の僧のお話には大変関心がありました。なかなか素晴らしい講座でした。
  




  

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