FC2ブログ

第67回法隆寺夏期大学(1)

 第67回法隆寺夏期大学(2017年7月26日~29日)がはじまりました。今年も6月末には参加申し込み者が定員に達し、600名を越える参加者で聖徳会館は満席となりました。26日午前中の講義は以下の通りです。

26日 第1講 東京藝術大学大学院教授 宮廻正明 「保存と公開の両立―クローン文化財―」

 宮廻先生の講義はとても興味深いお話でした。焼損または破壊された壁画を再現するためにデジタルとアナログ技術を混在した方法(「クローン文化財」と命名)を開発し、実際に先頃開催された「伊勢志摩サミット」が行われた賢島の会場で、焼損した法隆寺金堂壁画「阿弥陀浄土図」と破壊されたバーミヤンの天井壁画「天翔ける太陽神」を再現し、各国主脳に感銘を与えたとのことです。
このことについては、余り報道もされず、知らなかったので多くの参加は映像をみて感銘を受けていました。
 また、講演では、法隆寺壁画2号と5号、3号と4号、8号と11号が反転壁画であることを実際にデジタル化した画像を重ねてみて、スライドで見せてくれました。
 先頃新聞報道されましたが、東京藝術大学では法隆寺金堂の釈迦三尊像の再現製作も行い展示されます。 この講演を聞いてまもなく東京藝術大学には法隆寺の金堂も再現製作できる日が来るのでないかと思いました。
  
第2講 奈良国立博物館長 松本伸之「仏像のはじまり―インド・中国から日本へ」
 4月から新しく松本伸之氏が博物館長となられました。仏像のはじまりから日本への伝来までと日本での進化についてお話しされました。私は昨年は雲崗石窟を見学し、今年は龍門石窟を見学しましたので、その時の仏像の姿がめに浮かび大変興味深く講演をお聞きしました。そして、法隆寺の釈迦三尊像のルーツについて、考えるヒントを戴いた気がします。確かに龍門石窟の賓陽中洞の仏像と法隆寺釈迦三尊像は似ていますが、実際に中国で仏像を見て、そうでない面もあるので、今後中国の他の石窟の仏像などとも比べてみようと思います。

聖徳会館入口
IMG_5121s.jpg

聖徳会館夏期大学
IMG_5130s.jpg

緞帳(四騎獅子狩文錦、復製)
IMG_5134s_20170727000937a9a.jpg

パルチアン・ショット
IMG_5135s_20170727000939f25.jpg

西院伽藍ドレンジャー放水
IMG_5170s.jpg

金堂放水
IMG_5171s.jpg

若草伽藍塔心礎
IMG_5180s.jpg




コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

青龍

Author:青龍
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
萩 (2)
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR