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台風21号による法隆寺風鐸落下

 2018年9月4日正午頃徳島県南部に上陸した台風21号は、1961年の第2室戸台風以来の猛威をふるって、16時頃日本海に抜けました。

奈良市近辺では、台風が神戸市に再上陸してから、風速が強まり、福知山辺りを通過しているときが、一番風が強く,おそらく風速40メートル近くだったと推測します。

 奈良盆地は、紀伊半島に聳える2000メートル級の台高山脈などの峰々に守られ、南東の強風は遮りますが、大阪湾を通過して、神戸、福知山を通過するときの吹き返しの風は、金剛・葛城・生駒の山ではさえぎることができず、強風が吹きます。

法隆寺は9月4日朝には台風21号襲来に備えて、拝観中止の措置をとりました。境内には強風で折れた松の枝が散乱していましたが、金堂の風鐸と五重塔相輪の風鐸の舌(ぜつ)が強風で外れて、地上に落下してTVニュースで報道されていました。

風鐸は金堂や五重塔の軒先にぶら下がる飾りで、強い風が吹くと、カラカラと音がしますが、大きなお寺の行事のときは、ここに幡を垂らして飾りつけをします。

今回、25年ぶりの強風が吹きましたが、1300年前に建立された、金堂と五重塔、その他の建物には大きな被害がなかったようです。

法隆寺松並木の片づけ
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南大門前
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五重塔
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舌が付いた風鐸
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舌が外れた風鐸
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金堂
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舌の外れた風鐸
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東から五重塔と金堂
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「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」 子規の句碑
 松の枝が強風で折れている
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鏡池の泥水
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台風が過ぎ去ったと思ったら、直後に北海道、厚真を震源とした、震度7の大きな直下型地震が発生し、次から次へと大きな災害が発生し、留まることを知りません。古代の大王は天変地異による災害が発生する度に、それは自分の政治が良くないからだと心を痛めて、神仏にお祈りして、救済事業を行い、御恩赦を行いました。 

為政者の政治が悪いから災害が起こると考えた古代の大王が考えた思想は、現在にも生きているような気がしてなりません。


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ご無沙汰をしております。

先日の台風の強風は想像以上でした。
当方の住む岐阜でも、十分に根を張っているはずの街路樹が倒れて道をふさぐのを目の前で見て本当にびっくりしました。

相次ぐ天災に、私も古代の思想を思い出しました。

もちろん為政者に責任を求めようとは思いませんが、今年はとにかく誰も彼も疲弊していると思います。体力的にも精神的にも。
穏やかな日々のありがたみを、身にしみて感じています。

No title

コメント頂きありがとうございます。

台風21号の進路とはかなり離れた岐阜でも街路樹が倒れた
とのこと、今回はかなり暴風域の広い台風だったようですね。

奈良でも強い風が吹きましたが、法隆寺の世界最古の仏教建築には、大きな被害がなく良かったです。

青龍





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