FC2ブログ

大和郡山城天守台展望施設完成

 大和郡山城天守台の石垣修復工事が終わり、2017年3月26日から天守台展望施設が一般公開されました。
天守台の標高はわずか81メートルですが、奈良盆地には視界を遮るような高層ビルが建っていないため、展望台から薬師寺・平城京跡、東大寺大仏殿、興福寺五重塔、東大寺二月堂、羅城門跡、三輪山方面が一望でき、素晴らしい眺望が満喫できます。
 お城まつりの期間中(3月26日から4月9日)には、桜も満開となる見込みです。今年は修羅曳き、時代行列などの行事(4月2日)も計画されています。

新設の掲示板(屋根付き)と天守台(東南)
IMG_6533s.jpg

天守台(東面)
IMG_1197s.jpg

天守台全景(南東面:大和郡山市パンフレットより)
IMG_6555s_2017033114032243d.jpg



IMG_6559s.jpg


展望施設から若草山方面の実写とパネル写真
IMG_1391s_20170331084640f73.jpg

内掘と常盤郭・城跡会館、遠方に若草山
IMG_6487s_20170331084643dc8.jpg

青ネット越に東大寺大仏殿、煙突右側に興福寺五重塔と東大寺二月堂
IMG_6482s_201703310846411e1.jpg

西側:パネル越に矢田丘陵、法隆寺方面
IMG_1362s_2017033108463995c.jpg

 天守台の石垣修復にともない、天守台の発掘調査が行われ、豊臣政権期に幻の天守が存在していたことが明らかになりました。天守1階は、出土した礎石の配置から、7間×8間の建物が建っていたことが分りました。また、天守は付櫓台の地階から入る複合式の天守台であることを、築城当時の入口を発見することによって明らかにしました。 また、付櫓台の地中から金箔瓦の断片も出土しました。

天守1階の礎石位置とその上に載る枕木材の位置
IMG_1356s.jpg

礎石の実物
IMG_1346s.jpg

武者走(右上)と礎石
IMG_6499s.jpg


大和郡山城の石垣は、古い野面(のずら)積みが残っており、数少ない豊臣期の貴重な石垣を見ることができます。また、墓石や石仏、礎石などの転用材が多数用いられているのが特徴です。他に例を見ないほど多くの転用石が用いられています。

本丸北東隅(豊臣政権初期の算木積)
IMG_6657s.jpg

月見櫓下(きれいな算木積、上より新しい)
IMG_6598s.jpg

本丸東面転用石群
 石垣の下部、幅2m、長さ20mに渡って墓石、石仏など平旦な転用石が集中して使われている場所
IMG_6604s_20170331113043ac5.jpg

伝羅城門礎石(下3つ:黄色)
IMG_6700s_201703311350297fd.jpg

逆さ地蔵(右側の空洞の中)
IMG_6708s_20170331135030f18.jpg

逆さ地蔵
IMG_6712s.jpg

地覆石と梵字刻印石
IMG_6771s.jpg

地覆石(黄色)
IMG_6751s_20170331135032e1b.jpg

枘穴のある礎石
IMG_6753s.jpg


天守台には解説のパネルがいくつか設置され写真もきれいです。また、オープンまもない施設ですので綺麗に整備されており、必見です。





プロフィール

青龍

Author:青龍
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
萩 (2)
訪問者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR