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當麻路の史跡を巡る(4)

石光寺(せっこうじ)

 石光寺は今から約1300年前に、天智天皇勅願により役小角によって開基された名刹です。1991年に弥勒堂改築に伴う発掘調査で、日本最古の白鳳時代の石仏(弥勒像)が出土し、大きく報道されました。 境内には奈良時代前期の塔心礎が残っています。盛時は相当大規模な伽藍配置の大きなお寺でした。

 石光寺は別名が染寺とも呼ばれ、中将姫ゆかりの「染の井」と「糸掛桜」があります。
また、関西花の寺霊場の第20番札所となっており、寒牡丹、春牡丹、シャクヤクなどが季節に応じて咲き乱れる、とても美しい花の御寺です。

石光寺標柱
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山門
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花(芍薬、牡丹)
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砂(○と□)
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弥勒堂
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出土石仏の説明
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頭部
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台座
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弥勒石仏の写真
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塔心礎と舎利孔の写真
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中将姫ご縁の「染の井」と「糸掛桜」
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境内の花
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石光寺(染寺)春牡丹が見頃

 2014年4月26日、関西花の寺霊場第二十番石光寺に行ってきました。石光寺は寒牡丹で有名で本ブログでも以前に紹介しましたが、春の牡丹も今が見頃で境内の牡丹園が牡丹の花で埋め尽くされていました。ここを訪れた人たちは、時を忘れて次から次へと続く花壇の牡丹を、感嘆の声をあげながら見ていました。

石光寺は天智天皇勅願、中将姫染の井・糸掛桜旧跡で、弥勒石仏が出土した由緒あるお寺で、二上山が真近に迫って見える古刹です。境内には歌碑も多く訪れた人を楽しませてくれます。

石光寺の風景

<山門>
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<左が弥勒堂,右が本堂,後方の山が二上山>
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<中将姫染の井・糸掛桜旧跡>
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<境内牡丹園 観音菩薩像>
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<黄色い牡丹もありました>
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<十三重石塔>
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<歌碑>「初春や 当麻の寺へ文かけば 奈良の都に住むここちする」(与謝野晶子)
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<歌碑>
「時雨ふる日はおもひいづ 当麻の里の 染寺に ひともと枯れし柳の木
京の禁裡の広前に ぬれて踏みける銀杏の葉」(与謝野鉄幹)


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<鐘楼>
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<石楠花>
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<歌碑> 「背山より いまかも飛雪 寒牡丹」(皆吉爽雨)
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<真紅の牡丹>
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石光寺寒牡丹

2014年1月27日、葛城市染野にある石光寺(せっこうじ)の寒ボタンを見に出かけました。寒牡丹の最盛期は過ぎていましたが、まだ咲いている寒ボタンが少し残っており、楽しませてくれました。境内の至る所に所狭しと牡丹園があり、関西花の寺第二十番札所にふさわしく、よく手入れの行きとどいた綺麗なお寺でした。

<牡丹>
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<椿>
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境内には中将姫が蓮糸を染めたという伝説の「染の井」と染め糸を掛けたという「糸掛け桜」(枯木)があり、
その糸で當麻寺本尊の「蓮糸曼荼羅」を織ったという伝説が残っています。

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<中将姫伝説(掲示板より)>

 『聖武天皇の御代に右大臣藤原豊成(藤原鎌足の曽々孫)の娘に中将姫という方がおられました。五歳にして母を亡くされ継母に育てられ、世にいう継子いじめにあわれ、ついに世をはかなんで十七歳の身で出家、當麻寺にこもられました。そして生身の弥陀を拝みたいと毎日毎夜念じておられるうちにある時霊感を得られ、蓮を集めてその茎から糸を撚りだし、ここの井戸水で洗い清め傍らの桜の木(役の行者が仏教興隆をねがって植えられた木)に掛けて干されたところ乾くに従って五色に染まりました。この糸で二人の比尼(観音・勢至菩薩の化身)の助けで一夜のうちに阿弥陀浄土図を織り上げられました。これが世にいう當麻曼荼羅です。それでこの井戸を「染の井」桜の木を「糸掛け桜」(ガラスケースの枯木)と伝えられ、この寺を「染め寺」ともよばれるようになりました。』

 境内には与謝野晶子、与謝野鉄幹他の歌碑もいくつか建っており歌を楽しむことができます。

<写真 与謝野晶子・鉄幹の歌碑>
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<釈迢空(しゃくちょうくう)の歌碑>
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1991年(平成3年)の境内の発掘調査により、弥勒堂の前から白鳳時代の瓦と一緒に弥勒菩薩石仏の頭部と台座部分が出土し、創設の伝承が裏づけられたものと、大きく報道されました。出土した石仏の部分が安置されていました。

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1. 石光寺: 山号=慈雲山 院号=普照律院 宗派=浄土宗 本尊=弥勒菩薩(弥勒堂)、阿弥陀如来(常行堂)

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2. 創建: 天智天皇(670頃)勅願の寺。この地に、光を放つ三大石があったため、それを用いて弥勒菩薩を彫刻し、役小角が開基した。また、中将姫が蓮糸を染めた井戸があることから、染寺ともいわれる。

3. 本尊:木造弥勒如来坐像(弥勒堂)、木造阿弥陀如来坐像(常行堂)

4. 塔跡(南門外に往時の塔跡が残る。境内に心礎が残されている。)

<塔心礎>

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