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石上神宮神剣渡御祭

 2013年6月30日午後1時から、石上神宮(いそのかみ じんぐう)で、「神剣渡御祭(しんけんとぎょさい)」(別名でんでん祭り)が、行われました。また、午後5時から「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」が行われました。

 明治までは、石上神宮に伝世する「七支刀」が御神剣として用いられてきましたが、宮司のお話では、現在は、七支刀が国宝に指定され、本物を使うわけにはいかないので、袋の中にその複製品が入っているとのことです。
この御神剣を掲げて、五穀豊穣祈願と夏越の祓いを行います。両方の行事に御神剣が渡御されます。

<写真1>石上神宮参道
 神さびた参道の両側に獻燈がかかげられ、この日は少し晴れやかな雰囲気がありました。

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本宮祭

  はじめに、石上神宮の拝殿(国宝)で、氏子総代をはじめお祭り参列者が拝殿に上がり、本宮祭の神事が行われます。神剣が掲げられ宮司の祝詞が読みあげられます。御簾が上げられ、神様にたくさんの神饌が供えられます。
行事の無事を祈りお祓いを受け玉串を捧げます。

<写真2>神官参進

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<写真3>参列者拝殿へ

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<写真4>神事が進行

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<写真5>神饌撤去

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<写真6>御神剣出後

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神剣渡御行列

 行列を整え、石上神宮から100メートル程西の道路沿いにある神田神社まで太鼓を、でんでんと打ち鳴らしながら進みます。
  
行列は先祓いを先頭に、太鼓、神職、青旗(剣先付)、白旗(剣先付)、早苗籠、早乙女(3人)、作男、怜人、唐櫃、御神剣、斎主、神職、紅旗(剣先付)、黄旗(剣先付)が続きます。


<写真7>先頭行列
  行列は太鼓をでん、でんと叩きながら進みます。

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<写真8>神剣行列(宮司掲揚)
  宮司さんが、高々と神剣(七支刀複製品)を掲げます。

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<写真9>行列の中の神剣

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<写真10>唐櫃

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<写真11>紅旗・黄旗

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<写真12>布留川方面へ

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神田神社

 神田神社は、道路沿いの、石神神宮という社標から数十メートルの場所にあります。
 ここで神事を行った後、お田植え祭用に造られた砂場で、儀式が行われます。
 この祭りの間中、神剣が掲揚されます。

 なお、明治初年までは、神田神社の旧社地はここより4キロ西の天理市三島町にあり、1町歩の神饌田があった
そうです。それがここに遷坐したため、現在の形式の祭りになったようです。

<写真13>神田神社での神事

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<写真14>お田植準備(作男と牛)

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<写真15>早乙女による田植

   本物の苗を使って田植えが行われます。

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<写真16>綺麗に植わりました

  この後、希望者は苗を貰って帰ります。これを植えると豊作になるそうです。

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<写真17>石上神宮へ還行

  行事が終わり、行列が再び整えられ、石上神宮へ戻ります。

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夏越の祓

 午後5時から御神剣のまえで、半年間の穢れを祓う「夏越の大祓」の神事が始まります。
参列者に神で作った人形が配られそれに、穢れを移し、唐櫃に入れて、後程神官がまとめ
て川へ流します。
最後に、参列者全員が行列を作って、神官が唱える歌謡、
 「水無月の夏越しの祓いする人は、千歳の命延ぶと言うなり」
を謡いながら、神剣を先頭に、左、右、左と3回茅の輪をくぐります。

<写真18>茅輪(行事前)
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<写真19>大祓の神事
 御神剣の前で夏越しの大祓の神事を行います。

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<写真20>茅輪くぐり(計3回)
 御神剣を先頭に神官がワイヤレスマイクで「水無月の…」と謡い、参列者も唱和しながら茅輪をくぐります。

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<写真21>鳥居でUターン(計3回)

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参考文献:武藤康弘“石上神宮の神剣渡御祭”近畿文化,2013 6月号掲載
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