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平城宮跡南門復原工事現場第2回特別公開

  2019年10月26日、27日に、国土交通省近畿整備局国営飛鳥歴史公園事務所主催の平城宮跡第一次大極殿院南門復原整備工事第2回特別公開が行われました。

前回の第一回目の公開は5月25、26日でしたが、その時はまだ立柱式を行った直後だったので、4本の柱のみが立っているだけで、その他の柱の礎石がたくさん見えていました。

今回は初重の天井格子の作業は終わっており、丸桁がかけられ、地垂木と丹土による塗装も見えました。地垂木で塗装していない部分は、隠れてしまう部分だそうです。

 今回は隅の尾垂木や地垂木と飛檐垂木の関係、木負の構造ががよくわかりとても興味深かったです。 また、自然の節理により、ひび割れている材は、見えないところでうまく使われていました。 

前回の見学時より、工事の進み具合がとても速いので驚きました。 この段階で見学会が行われ、初重の構造がよくわかり大変良かったです。 また見学会では、法隆寺の宮大工の西岡棟梁が復原した槍鉋を用いた仕上げが、若い宮大によって引き継がれている事に感心しました。古代道具を使いこなして一人前になるためには10年かかると言っていました。
 
そうした古代の技術の継承を行いながらも、現在の耐震化工法を適用して、隠れた部分にはしっかりと頑丈な鉄骨が仕込まれていました。また、別の棟の作業場にはコンピュータ制御の製材機械やNC工作機械が持ち込まれ、現代日本の最先端の製材技術が用いられていました。巨大な素屋根の鉄骨による構造物と南門の絵は、羅城門があった大和郡山市の郡山城の天主台からもはっきりと見えています。

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平城京第一次大極殿院周辺エリア
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第一次大極殿
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南門工事用素屋根
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ポスター
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公開現場

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10月26日段階 丸桁 初重地垂木多数。縦の灰色の鉄柱は耐震補強材
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別方向から1
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別方向から2
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ギザギザは木負、飛檐垂木をのせる
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丹塗りした丸桁、地垂木(奥は塗装なし)、木負
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隅木(飛檐隅木、地隅木)
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飛檐隅木、地隅木を横から見る。これから組み立てる造作済の地垂木などが床に山積み
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丸桁、地垂木
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大斗と肘木
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南門構造各パーツの名称
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平城京跡南門復原工事特別公開

 国土交通省近畿地方整備局と国営平城宮跡歴史公園事務所は、2019年5月25日(土)・26日(日)に、平城京跡第一次大極殿院の南門復原工事特別公開を行いました。 工事現場は巨大な鉄骨製の素屋根で覆われており、この素屋根はレールで移動できるようになっており、南門工事終了後は、東楼、西楼の工事用の素屋根として使われるそうです。

南門復原工事は、建設大手の清水建設が担当しており、現場近くの木材加工所にNC加工機や、製材の最新機械も持ち込んで工事をされています。 古代建築の重要な部分は人手で匠の技術を使って槍鉋などを使って仕上げます。

先日、南門の立柱式が行わればかりで、新聞・TVで報道されていましたが、そのとき立てられた4本の柱が立っていました。 今回使われている柱は、吉野・熊野・紀伊の山林で植林された桧木を伐採して使っているため、木を乾かしながら、含水量を測定しながら造作を行っているとのことです。柱は法隆寺の古代建築とは違って、すべて芯持ち柱とせざるを得ないのです。

南門の復原
 奈良文化財研究所が1973年と2005年に南門跡の発掘調査を行いましたが、南門の礎石は出土せず、基壇の大きさや、階段の位置などから、間口5間、奥行2間で二重屋根をもつ入母屋造りの南門を想定して、復原することとしました。
現場には6×3=18個の礎石が置かれていますが、全国から収集した礎石が使われています。礎石の柱座を円形に加工して、中央にダボを作って柱を据付けるようにしています。

南門復原工事が完了するのは令和4年(2022年)になるとのことです。現在は、まだ柱が4本立ったばかりですが、今後この柱は取り外され乾燥させ、また立てられるそうです。今後も、工事が進行するにつれ現場公開もされるそうですので、大極殿のときのように経過を見てみたいと思っています。

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朱雀門前
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朱雀門から南門素屋根
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朱雀門額
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第一次大極殿院南門方向(宮内を近鉄電車が走る)
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広大な平城宮跡
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第一次大極殿(復原)
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特別公開案内板
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南門素屋根(完成図)と大極殿
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特別見学入口
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階段を上る
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同上
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工事用足場を上る
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さらに上へ
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巨大な鉄骨の素屋根
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最後の階段
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階上から南門礎石と柱
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巨大な素屋根
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立柱式で使われた柱
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匠による作業公開
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はつり作業
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巨大な柱
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