FC2ブログ

奈良文化論 聖徳太子と法華経

 奈良大で「奈良文化論」と題する講座があり、東野治之教授の「聖徳太子と法華経」と題する講義を学生と一緒に聴講しました。
 最初に本日新聞発表された、東京博物館所蔵の法隆寺献納宝物の中の『木簡』について触れられました。東京博物館には法隆寺献納宝物のうち、美術品でないもの、いわばガラクタは箱に入れて保管されていたが、それを最近入った若い人が見つけ、その中にあった幡の軸として使われていた木が、木簡であったとのことです。東京博物館にまだそのようなものがあったということは驚きです。
 本日の奈良新聞によれば法隆寺では7世紀に木簡が用いられており、米俵や塩の売買の記録、漢詩の習書、「善満尼」、「上法尼」という尼僧の名前が記された木簡が発見されました。『7世紀には役所だけでなく、寺の中でも木簡が日常的に使われたことが分かる』(奈文研、渡辺晃宏氏談)。 

さて、本日の講義では聖徳太子が法華経の最初の請来者とする伝承のお話で、私にとっては大変興味深い講義でした。
特に、鑑真和上が日本に来られた理由の一つとして、聖徳太子の「慧思転生説」があり、その導入者は遣唐留学僧、道慈(718年、養老2年帰国)であるとのことです。

本日の講義の項目を記しておきます。
 1.聖徳太子研究の動向 (『聖徳太子伝暦』)
 2.太子の転生伝説 (『七代記』)
 3.太子の取経伝説 (『上宮聖徳太子伝補闕記』)
 4.細字法華経の伝来
 5.伝承の変容
 6.法華経はいつ日本に伝わったのか

 5年後の2021年は聖徳太子没(622年)後1400年の年で、全国の関係寺院などでイベントが予定されています。
本日の奈良新聞によれば県内20市町で「聖徳太子プロジェクト推進協議会」が開かれ12月からイベントが開始されるそうです。






 
プロフィール

青龍

Author:青龍
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
萩 (2)
訪問者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR