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叡尊上人ゆかりの地を訪ねて その2(白毫寺)

 百毫寺(真言律宗)は天智天皇の皇子の志貴皇子の山荘を寺院にしたのが始まりと伝わります。鎌倉時代に西大寺の叡尊が百毫寺を復興し、1261年(弘長元)年に叡尊の弟子道照が宋の一切経の摺本を持ち帰り収蔵したので、百毫寺は一切経寺ともいわれます。そして、5000巻余りから成る一切経を転読する法要のもとを築きました。 5000巻もあるお経を転読するのですから、法要はなかなか終わらず、春の彼岸が過ぎても終わらなかったそうです。一切経は墓地さえも与えられなかった奈良庶民の菩提をとむらい、庶民の心をとらえました。

百毫寺の本尊は阿弥陀如来です。百毫寺の境内からの眺めは絶景で、興福寺五重塔、奈良町、矢田丘陵や生駒山が一望でき、西方・極楽浄土を想像できる場所です。極楽浄土の対極にあるのが地獄で、地獄には閻魔大王はじめ太山王など十王がおり、年2回閻魔詣での行事が行われます。 あるとき百毫寺は火事に会い、閻魔さんは救出されましたが太山王は焼け、海龍王寺の僧が復興した。極楽浄土の対極にあるのが地獄です。 

境内から西方
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西方
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本年は源信が亡くなってから1000年の記念すべき年になりますが、源信が著した「往生要集」は極楽浄土に行くためにはどうすればよいかが書いてありますが、地獄について詳しく描かれています。地獄はこのように恐ろしい所だから、極楽へ行きましょうという、ストーリーになっているそうです。

百毫寺に参詣した1月16日は、ちょうど閻魔詣の日で、拝観料は無料で、仏像はすべて拝観できました。幼稚園児や老人会の参詣者も多く、甘酒の振るまいがあり、地獄絵の絵解きも行われていました。

百毫寺は関西花の御寺25ケ寺の18番札所としても知られており、秋には萩の寺として万葉集にも歌われています。また、境内に植えられている五色椿は天然記念物です。東大寺の糊こぼし、伝香寺の散り椿とともに、奈良の三大椿として有名です。

百毫寺参道
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閻魔大王提灯、 1月16日は閻魔詣の日
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登ってきた階段と生駒山
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説明板
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宝蔵
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興正菩薩叡尊上人像(鎌倉時代)
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本堂
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説明
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五色椿(天然記念物)
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犬養孝揮毫歌碑

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