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会津八一の歌碑めぐり

斑鳩町観光協会は、10月24日、町内の会津八一の歌碑(6基)めぐりのイベントを実施しました。晴天に恵まれ、コスモス揺れる斑鳩の里を散策し、秋晴れの斑鳩の景色を満喫しました。午後からは中宮寺の鳩和殿にて、斑鳩町長・中宮寺門跡のご挨拶のあと、会津八一研究家の中田紀子さんの講演がありました。
 会津八一の歌碑めぐりは、班に分かれ、観光ボランティアガイドの案内の下で、以下の順序で行われました(約5キロ)。

 法隆寺iセンター(歌碑1)→法隆寺西院(歌碑2)→法輪寺(歌碑3)→上宮遺跡(歌碑4)→iセンター(昼食)→
 法隆寺東院(歌碑5)→中宮寺(歌碑6)⇒鳩和殿にて講演会

法隆寺iセンター前
歌碑1
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法隆寺 回廊西付近
歌碑2
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法輪寺
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三重塔
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歌碑3
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西門付近
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法輪寺西門(上土(あげつち)門)
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上宮遺跡公園

歌碑4
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聖徳太子の歌(万葉集)
草に覆われていたので、ほとんどの参加者は、この歌碑を見落としました。
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東院
歌碑5
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中宮寺
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歌碑6
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講演会
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高倉健さんのご冥福をお祈り申し上げます。

昨日11月18日、法隆寺東院伽藍に初めて建立された会津八一の歌碑の前で、「この歌は実は高倉健さんがこよなく愛した歌ですよ」、と説明していたとき、説明を聞いていた方から「高倉健さんは病気で亡くなったそうですよ」、と教えて頂きました。 私にとっては寝耳に水で大変驚きました。映画「幸福の黄色いハンカチ」以来、大の高倉健ファンでした。高倉健さんは、自分の心を揺さぶる気に入った詩や歌、言葉などを台紙に書きとめ携帯したそうです。

その中の一つに夢殿の救世観音を詠んだ歌、
夢殿の救世観音に
『あめつち に われ ひとり ゐて たつ ごとき この さびしさ を きみ は ほほゑむ 』
がありました。

(意味:天と地に 我れ一人いて 立つ 如き この寂しさを 君(救世観音)は ほほ笑む)

孤高の人、高倉 健さんの心を揺さぶった会津八一の歌碑が亡くなる3日前に、法隆寺夢殿近くの東院伽藍境内に建立されました。その歌碑の写真を再掲するとともに、慎んで高倉健さんのご冥福をお祈りいたします。合掌!


<会津八一歌碑>
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会津八一の歌碑 その6

法輪寺山門を入って一番奥にすすむと会津八一の歌碑があります。「自註鹿鳴集」18ページに歌が掲載されています。「博物館」にてとありますが、「法輪寺十一面観音を詠みたるものなるに、歌集刊行の際、草稿の整理を誤りて、ここに出せるなり。」とあります。ここでは敢えて、副題を「法輪寺にて」、としておきます。

<法輪寺山門>
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<法輪寺 三重塔(西岡常一棟梁築) 2014.11.16撮影>
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法輪寺にて
『くわんおん の しろき ひたひ に やうらく の
 かげ うごかして かぜ わたる みゆ 』

やうらく:瓔珞。本来は、珠玉など七宝を綴り合わせて造れる頸飾りをいふ語なれども、ここにては、宝冠より垂下せる幾条かの紐形の装飾をいへるなり。


<会津八一歌碑>
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<拡大写真>
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会津八一の歌碑 その5

平成22(2010)年11月29日建立の中宮寺にある会津八一の歌碑です。中宮寺の正面うしろの塀際にあります。大変清楚で上品な歌碑です。会津八一の「自註鹿鳴集」の71ページに掲載されています。

中宮寺にて
『みほとけの あご と ひぢ とに あまでら の
 あさ の ひかり の ともしきろ かも』


ともしきろかも:かそけくなつかしきかな、といふほどの意。「ろ」は意味無き助詞。「万葉集」には「悲しきろかも」「尊きろかも」「乏しきろかも」などあり。

また、この歌は、この半跏思惟像の一種微妙なる光線の反影を詠みたるものなれども、この光沢は近時この寺の尼僧たちが、布片などにて、しきりに仏身に払拭を加ふるために、偶然に生じ来りしものにて、製作の最初には、かかる光沢は期待されざりしなり。…。


<中宮寺正面>
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<会津八一歌碑>
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会津八一の歌碑 その4

2014年11月7日現在、斑鳩町内に建立されている会津八一の歌碑は6基となりました。法隆寺境内2基、法隆寺iセンター、上宮遺跡公園、法輪寺、中宮寺が各1基です。

斑鳩町上宮遺跡公園内入って一番左手奥、北東の隅に2012年11月に建立された会津八一の歌碑があります。
岩波文庫「自註鹿鳴集」60ページに掲載されています。

法隆寺村にやどりて
『いかるが の さと の をとめ は よもすがら
 きぬはた おれり あき ちかみ かも』

やどりて:…夢殿に近き「かせや」という宿屋にやどりて、夜中村内を散歩して聞きしものなり。…
きぬはた:作者の意は、絹を織る機といふにあらず、衣料のための機といふにあり。
あきちかみかも:…秋のちかづきたるためにやといふなり。


<会津八一歌碑>
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<上宮(かみや)遺跡公園>

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 なお、会津八一の他多くの文化人が斑鳩の里について書いていますので、その人の文学碑など建立すれば、斑鳩散歩に別の楽しみが増えるのではないでしょうか。

山辺の道の万葉歌碑は、素晴らしい書の万葉集が、歌に相応しい場所の道の片隅にさりげなく目立たぬように建立されているのが良いと思います。

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