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大和名所絵図 その3

 大和名所絵図には奈良市以外の名所の絵図も描かれています。 奈良時代、法隆寺は南都七大寺の一つに数えられていました。

大和国法隆寺伽藍之図
法隆寺西院伽藍と東院伽藍が描かれています。西院伽藍では大講堂と経蔵・鐘楼を接続する回廊が描かれていますので、990年以降の伽藍配置を示したものと考えられます。東院伽藍には南大門と礼堂、夢殿、舎利殿・絵殿、伝法堂描かれています。 東院伽藍へは南大門から出入りしていたのではないかと考えられます。 西円堂へ登る階段が2つあり、舞台は描かれていません。法輪寺、法起寺も描かれています。

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大和国法隆寺大伽藍寺院境内之図
 南都七大寺の一つに数えられていた法隆寺の大伽藍鳥瞰図が示されています。絵図では左が金堂、五重塔のある西院伽藍、右が夢殿のある東院伽藍であり、それぞれ同程度の広さの境内を持っているように見えます。

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長谷寺絵図
長谷寺の絵図は江戸時代の参道が分って大変貴重です。

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吉野山絵図
桜の名所の吉野山はピンクに染まる絵図が展示されていました。

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矢田寺絵図
矢田寺の珍しい絵図もありました。昔の矢田寺は大変栄えていたことがうかがい知れます。

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龍田大社絵図

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大和名所絵図 その2

江戸時代の絵図を見ていると奈良の名所が一枚の絵図で表現され一目で分かるように工夫して描かれています。 現在はこうした手書きの案内絵図にはお目にかかりませんね。展示の絵図の中からいくつか紹介します。

奈良名所實地図(明治31年)
 一番下に興福寺境内と猿沢池が描かれています。中段左は東大寺、右上に春日大社があります。春日大社の上方に御蓋山が描かれ頂上近くに本宮が描かれています。左上に二月堂、その右に手向山と八幡宮が見えます。その右の山は若草山です。
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春日大社御神楽奉納(明治24年)
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和州奈良之図(天保10年)奈良八景
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唐招提寺
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南都法蓮山興福尼院之図
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大和名所絵図めぐり その1

 天理大学附属参考館で第76回企画展「大和名所絵図めぐり」(2016年4月13日~6月6日)が開催中です。江戸時代の西国33所巡りや伊勢詣に関連した大和名所絵図などが展示されていました。 

天理参考館(天理大学構内)
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大和名所絵図めぐりポスター
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大日本早引細見絵図
江戸時代に発行された日本全国の地図で松前~琉球の主な街道が示されています。

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西国33所霊場が1番から33番まで地図に示されています。また伊勢参りの街道も示されています。
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関西地方
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同上拡大図
西国33所霊場:左下一番は青岸渡寺、六番は壷坂寺、七番は岡寺、八番は長谷寺、九番は南円堂が黒字で示されています。
大和では郡山、小泉、柳本、芝村、柳生、高取、新庄などの藩名が黄色い字で示されています。
 大和から伊勢へ至る街道として、長野峠越(伊賀街道)、青山越(名張街道)、伊勢本街道、高見峠越などが、宿場間の距離を入れて書かれています。伊勢は山田と宇治とに分かれていました。 田丸は城下町です。外宮、内宮、磯部、二見、鳥羽、志摩など散見できます。
 江戸時代に、このような地図があれば、日本全国どこでへでも行くことができたのではないでしょうか。

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四国・九州地方
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関東・東北地方
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