FC2ブログ

法隆寺西円堂鬼追式

 2019年2月3日は節分の日。法隆寺西円堂では毎年2月1日から3日まで、西円堂の本尊・薬師如来の前で、薬師悔過の法会(「西円堂修二会」)が行われました。この日は、あいにく雨になりましたが、鬼が投げつけた松明の火を消す役割の地元消防団の方々も雨に濡れて作業を行っていました。地元の岡本村の方々が、鬼役で薬師坊で接待を受けておりました。

この法会は1261年(弘長元年)から始められた「六時の行法」で、2月3日の夕方5時頃に結願の後に、夜7時頃から「鬼追式」(追儺会)が行われます。

鬼追式も1261年から始められたもので、日本でもっとも古い鬼追式であると言われています。 飛鳥時代から法灯が続く法隆寺ならではの古い行事です。鬼追式ではそれぞれ子供に誘導された3匹の鬼、黒鬼(父)、青鬼(母)、赤鬼(子)が持物を持って現われ、西円堂周辺で所作を繰り返し、松明を持って、参加者に投げつけるふりをします。最後に、毘沙門天が現れ鬼の魔性を降伏する所作を繰り返します。

鬼の面と持物は次の通りです。
 黒鬼: 父親鬼、三本の角がある。鉞(まさかり)を持ち、それを研ぐ所作を行う。算主から松明を受け取り、悪鬼の形相で参拝者 に向かって松明を投げる。
 青鬼: 母親鬼、面に角がない。宝棒を持つ。
 赤鬼: 子鬼、面に1本の角がある。 宝剣を肩に担いで現れる。
 毘沙門天:鉾を持って鬼を退治する。

7回半の鐘や太鼓
  7時になっても鬼は登場しません。 鐘や太鼓をけたたましく打ち鳴らす所作を、7回半行なわないと、鬼は登場しません。一回終了する度に、「○○回終了しました。あと△△回半です」とのアナウンスが行われます。このため、鬼が出てくるまで約30分かかりました。雨の中、参拝者は辛抱強く待っていました。

お田植行事でも7回半の所作が多く行われます。すぐに始まるようでは値打ちがないのかも知れません。桜井市で行われている、「お網祭り」では、仲人が、男性側に七回半御願いに行かないと、男綱はやってきません。

--
とばりの降りた西円堂から飛鳥方面
IMG_5220s_20190205175809b08.jpg

西円堂のまわりは金網で囲まれている
IMG_5225s.jpg

薬師如来が安置されている西円堂
IMG_5209s_20190205175808319.jpg

薬師坊から鬼が登場
IMG_5230s.jpg

鉞もって黒鬼登場
IMG_5237s_201902051758147e5.jpg

鉞を手に松明を持って振りまわす
IMG_5251s.jpg

青(緑)鬼(母親役) 登場
IMG_5264s.jpg

赤鬼(子鬼) 宝剣持って登場
IMG_5304s_2019020517581844e.jpg

毘沙門天が鉾をもって現れ鬼退治
IMG_5308s.jpg







 

法隆寺西円堂鬼追式

法隆寺の国宝・西円堂では毎年2月1日から3日まで、本尊の薬師如来坐像(国宝、奈良時代、脱活乾漆像)の前で、修二会と呼ばれる薬師悔過の行法が行われます。この法会は「寺要日記」によれば、弘長元年(1261年)2月8日から始められ、元々は勅会(朝廷の命)だったそうです。修二会の結願の2月3日夜7時から行われる鬼追式(追儺会:ついなえ)は、日本で最も古い鬼追式だそうです。

西円堂への階段
IMG_0689s.jpg

西円堂
IMG_0686s_20160205171156360.jpg

五重塔を見下ろす
IMG_0678s.jpg

午後7:00前になると法螺貝を吹きながら寺僧などの集団が、普段は閉鎖されている西円堂から五重塔を見下ろす階段を登ってきて、堂内の所定の位置に付きます。

IMG_0722s.jpg

IMG_0733s.jpg

それから、鬼が出てくるまでの間が長く約30分間かかります。鐘や太鼓のけたたましい音が、間をとって7回半鳴らないと鬼が出てきません。場内放送で、これで〇〇回です。あと××回ですとアナウンスされます。7回半鳴るまでに約30分もかかりますので、徐々に期待が膨らんできます。

西円堂内で鐘と太鼓が7回半撞かれる
IMG_0747s.jpg

薬師坊表門から松明先頭に鬼が出動
IMG_0766s_20160205171903c3b.jpg

IMG_0767s.jpg

鬼は時計回りで合計3回所作を行う
黒鬼(父鬼(お面に三本の角)、鉞(まさかり))

IMG_0782s_20160205172252894.jpg

IMG_0788s_20160205172253b52.jpg

IMG_0794s_20160205172254b0e.jpg

青鬼(母鬼(角なし)、宝棒)

IMG_0933s.jpg

IMG_0818s.jpg

IMG_0940s.jpg

IMG_0820s_20160205185248d82.jpg

赤鬼(子鬼(角1本)、宝剣)

IMG_0830s_20160205172538d15.jpg

IMG_0834s.jpg

IMG_0839s.jpg

IMG_0842s_20160205184852e06.jpg

IMG_0843s_20160205172540f86.jpg

毘沙門天(鉾)
毘沙門天が鬼を退治します

IMG_0897s.jpg

IMG_0900s.jpg

IMG_0901s.jpg

法隆寺西円堂 鬼追式

法隆寺西円堂のご本尊は国宝の薬師如来です。毎年2月1日から3日まで「薬師悔過」の法会が三日間行われます。この法会は弘長元年(1261)から始められた行事で、鬼追式としては最も古いものであるといわれています。

本日2月3日17:00-19:00の法会結願のあと、午後7時から「鬼追式」が行われました。午後7時になると西円堂の堂内にある鐘(半鐘)と太鼓が打ちならされます。しかし、7回半鐘と太鼓が鳴らされないと鬼は登場しないので、30分以上参拝者は待たされることになります。「これまで三回鳴らされました」などと場内アナウンスがなされていました。

7回半ならされ、いよいよ鬼は西円堂北側にある薬師坊の表門から登場します。黒鬼(父親鬼、角3本、鉞(まさかり)持参)、青鬼(母親鬼、角なし、宝棒持参)、赤鬼(子鬼、角1本、宝剣持参)があらわれ、松明を群衆に投げつけ悪さをします。本日は勢い余って1本松明が金網場外に出ていましたが、すぐ消しとめられました。 最後に、毘沙門天(鉾)があらわれ鬼を退治する無言劇を演じます。演技は西円堂の各石段のある場所のテラスで3ラウンド行われました。

IMG_4331s.jpg

IMG_4346s.jpg

IMG_4385s.jpg

IMG_4410s_2015020400031481f.jpg

IMG_4403s.jpg

--
<黒鬼のパフォーマンス>
IMG_4411s.jpg

IMG_4412s_201502040008215ab.jpg

<赤鬼>
IMG_4423s.jpg

IMG_4433s.jpg

<毘沙門天のパフォーマンス>
IMG_4441s.jpg


プロフィール

青龍

Author:青龍
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
萩 (2)
訪問者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR