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三本松 安産寺の子安地蔵

  奈良県宇陀市室生三本松中村に所在する安産寺(無住職)の子安地蔵菩薩は、昭和25年に国の重要文化財に指定され、昭和38年に文化庁の指示により、奈良博物館に預けられていましたが、昭和53年に奈良国立博物館から返還され、地元中村自治会によって新たに作られた収蔵庫に安置されています。 八月第四日曜日の午後1時から3時までと、毎月9日の午前十時から正午まで公開されています。10月9日の縁日に機会に恵まれ拝顔させて頂きました。面相はやさしい切れ長の目をしており安産寺にふさわしいお顔をしており、多くの参拝者が訪れています。国道165号線沿いの道の駅、宇陀路室生に車を止め、徒歩で登って行っても程なく到着します。

 子安地蔵菩薩は以下のような尊容をしています。

◆ 像高 177.5センチ、榧(かや)の木の一木造りです。
◆ 平安時代前期(9世紀末)に室生寺金堂の本尊(釈迦如来立像)の脇侍として、十一面観音と一対の像として造られた像であると考えられています。室生寺金堂の本尊の右側の地蔵菩薩の板光背が、この安産寺の子安地蔵菩薩にぴったりと一致することから、何らかの事情により室生寺から移されたものと考えられています。
◆ 着衣は赤色で、截金手法が施されています。
◆ 衣文は翻波式ではあるが、彫が浅く条線が滑らかな室生寺様式(複翻波式=漣波(れんぱ)式)です。
◆ 本尊の子安地蔵尊は、収蔵庫に安置されています。

子安地蔵(パンフレット表紙)

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安産寺

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本堂
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地蔵菩薩立像説明看板

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境内から海神社方面

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なお、地元では子安地蔵は上流から流されてきて海神社に流れ着いたという話が伝わっているそうです。ビデオで古老がそのような話をされていましたが、本当は誰かが縁あって室生寺から持ち出したようです。

宇陀川(淀川水系)
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海神社
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