FC2ブログ

生前から菩薩と呼ばれた僧 忍性 その3

 忍性(1217-1303)は叡尊に師事して戒律と密教を学ぶ一方、深く文殊菩薩を信仰して、貧窮者や病者の救済に勤めました。

1243年(寛元元年)、西大寺に居住した忍性は、東大寺から京都府木津に至る坂道である奈良坂に、日本最古のハンセン氏病患者救護施設「北山十八間戸(きたやまじゅうはちけんど)」(国史跡)を創設しました。

忍性は重傷で物乞いに出ることもできない患者を背負って、早朝に市中に行き、夕刻に連れて帰って生活が成り立つように援助し、これを数年間休まずに続けたと伝えられています。

北山十八間戸は初め般若寺の北東にありましたが、1567年(永禄10年)に兵火で焼失、寛文年間(1661~1673)に現在地に移して再建されました。 その後大破したので、1693(元禄6年)奈良奉行大岡忠高が修理したと伝えられています。
--
北山十八間戸碑(国史跡)
IMG_1749s.jpg

IMG_1751s.jpg

看板
IMG_1793s.jpg


北山十八間戸
IMG_1757s.jpg

建物は、東西37メートル、南北3.6メートルの細長い棟割長屋で、内部は18間(ま)に区切られています。一室は各4畳ほどの板敷です。わが国最古の社会福祉事業の遺跡として貴重で国の史跡に指定されています。

IMG_1753s.jpg

IMG_1768s_20150715110453d35.jpg

IMG_1773s.jpg

IMG_1776s_20150715110455c2b.jpg

北山十八間戸は、正面に若草山や東大寺大仏殿を望む大変景色のよい場所に建っていました。
ここに、収容された人々はいかなる思いでこの景色を眺めたのでしょうか。

IMG_1765s.jpg

IMG_1762s.jpg






プロフィール

青龍

Author:青龍
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
萩 (2)
訪問者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR