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龍田大社

 亀の瀬から大和川を遡り三郷町に入ると、旧竜田街道沿いに龍田大社が鎮座します。龍田大社は社伝によると崇神天皇の御代に凶作が続いたとき、夢で風神のお告げをうけて創建されたということです。歴代の朝廷からも深く信仰された由緒ある神社で、延喜式では名神大社に列し、旧社格は最高の官幣大社です。

 祭神は天御柱命(志那都比古神)と国御柱命(志那都比売神)です。別名を龍田神・龍田風神ともいい、毎年7月第一日曜日(今年は7月5日)に行われる風鎮大祭は、天武天皇(675年)に始まると伝えられる由緒を持っています。大祭の最後を飾る「風鎮花火」は迫力があります。

<袖付きの鳥居>
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<拝殿>
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<拝殿の奥に本殿2棟>
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<本殿>
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<風鎮大祭行事告示>
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<半夏生>
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<高橋虫麻呂万葉歌碑>
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亀の瀬の歴史展

  「亀の瀬の歴史」に関する柏原市・王寺町・三郷町合同巡回展があり三郷町に行ってきました。「大和と河内をつなぐ道」というサブタイトルがついていましたが、この道は古くから歴史書に登場する道で、大変興味をそそられました。

亀の瀬地すべり地帯
 
 生駒山地と金剛山地の間の「亀の瀬」と呼ばれる狭い峡谷を大和川が流れ、最も幅の狭い所は20m余りしかありません。大和川には奈良盆地のすべての河川が合流し、亀の瀬で極端に口が絞られ、大阪湾に注いでいます。亀の瀬は有数の地すべり地帯で明治36年、昭和6年、昭和42年と大きな地すべりが発生しています。JR関西線や国道25号は地すべりにより経路が変更されています。もし地すべりによって大和川の口が絞られたら奈良盆地は湖と化すでしょう。琵琶湖に匹敵する奈良湖が出現するかも知れません。 昭和37年から国土交通省近畿地方整備局では巨費を投入して対策工事をしています。

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竜田道の歴史

1.日本書紀の崇神10年9月条に倭迹迹日百襲姫命の墓(箸墓古墳)を造るために大坂山の石を運んだとありますが、亀の瀬付近の芝山の玄武岩ではないかと考えられています。遅くとも古墳時代には大和川右岸を通る竜田道が利用されていたようです。

 2.608年(推古16年)に小野妹子の帰国にともなって隋から裴世清が難波津から海石榴市を経て飛鳥に入ったが、大和川の水運を利用したのではないかと考えられます。

 3.613年(推古21年)に設置された大道は、難波津から四天王寺へ行き渋河道、竜田道、太子道を通るルートと考えた方がよい。大和川に沿って竜田道を通るルートは竹内街道と比べて標高も低く斑鳩を通るので、大道設置を主導したと考えられる聖徳太子の考えがあったのではないか。

 4.奈良時代に天皇の難波に至る行幸ルートは、最短であるが険しい暗峠越でなく、高低差の小さい竜田道が行幸路となりました。元正、聖武、孝謙、称徳、光仁の各天皇が竜田道を利用したと考えられます。元正天皇の行幸において竹原井頓宮に宿泊した ことが「続日本紀」養老元年(717)の記事に書かれています。

 5.1614年(慶長19年)の大坂冬の陣に際し法隆寺阿弥陀院に宿泊した徳川家康は、三郷町の安村喜右衛門の案内で竜田道を越え、大坂へ出陣しました。

大和川の水運

 江戸時代には大和川の亀の瀬を境にして下流の河内側は剣先船が、上流の竜田側には魚梁船が就航し、亀の瀬で荷物の積み替 えが行われました。この荷役作業で安村喜右衛門は大きな財をなしました。

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奈良時代の行幸路

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