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千體寺と厨子

 大和郡山市丹後庄町の千體寺(無住、地元自治会が管理)の収蔵庫に、阿弥陀三尊像とそれを安置する厨子が格納されており、地元自治会の特別の御配慮により見せて頂く機会を得ました。千體寺の本堂は1998年9月の台風により損害を受け新しい収蔵庫が造られました。

千體寺
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収蔵庫
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千體寺厨子
 厨子は基壇の四隅に柱を建て屋根をのせます。当初は四方にとりはずしのできる一枚扉がはめ込まれ、四方から礼拝する特殊な安置方法がとられていたようです。

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阿弥陀三尊立像
  阿弥陀三尊の中尊は他から移されたか補作で江戸時代の作、脇侍の観音・勢至菩薩立像は鎌倉時代の作です。脇侍は重要文化財級の素晴らしい仏像です。

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観音菩薩
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勢至菩薩
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紫檀塗螺鈿細工
 仏像を納める厨子は花山院から寄進された鎌倉時代のもので「紫檀塗螺鈿細工」として国の重要文化財に指定されています。
この厨子は高さ198センチ、幅142センチの大型の厨子で、平成13~14年に人間国宝の北村昭斎氏らによって修理が行われました。基壇の天板や柱には朱漆で木目を描く紫檀塗が施されています。

紫檀塗の技法
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天人描写
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金銅製八双金具
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螺鈿細工
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<千體仏>
 厨子の背面と内扉に千體仏が配置されているため千體仏厨子と呼ばれることがあります。また、基壇の羽目板にインドと中国の浄土祖師像を1体ずつ計10体黒漆塗りで描かれているため浄土厨子とも呼ばれています。 

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浄土祖師像(計10体彩給)
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