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紀三井寺

 西国三十三所第二番霊場の和歌山県紀三井寺(和歌山市紀三井寺1201、救世観音宗)は、中国の唐から渡来した為光上人によって、770年(宝亀元年)に創建されたと伝えられる古刹で、本尊は十一面観音です。

 紀三井寺とは三つの井戸があるお寺から名付けられた名称です。現在も、楊柳水、吉祥水、清浄水の三つの井戸が湧いています。
聖徳太子ゆかりの斑鳩の法輪寺は飛鳥時代から存在するお寺で、三井寺とも呼ばれ、お寺の近隣で、三つの井戸が湧きます。
紀三井寺の正式名称は、紀三井山金剛宝寺護国院(きみいさんこんごうほうじごこくいん)ですが一般の人は紀三井寺と呼びます。

紀三井寺の山門から本堂まで、気の遠くなるような急な階段が続きます。

紀三井寺山門
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階段が上まで続く
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境内参道
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本堂(札所)
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多宝塔(重要文化財)
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多宝塔
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和歌の浦の眺望

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御朱印(ご詠歌)
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潮岬灯台

 本州最南端の地潮岬に立つ潮岬灯台(和歌山県東牟婁郡串本町潮岬2877番地)に行ってきました。潮岬灯台は開国を迫られた徳川幕府が1866年に、アメリカ、イギリス、フランス、オランダと江戸条約で設置を約束した、8基の灯台(観音埼、野島埼、樫野埼、神子元島、剣埼、伊王島、佐多岬、潮岬)の一つで、高給で雇ったスコットランドの灯台設計のエンジニア、リチャード・ヘンリー・ブラントンの技術指導によって作られ、明治6年9月15日に初点灯を行ないました。今回はじめて、この丸みを帯びた優雅な姿の潮岬灯台を拝見して、何か心温まる設計者の心を感じました。

 日本には登れる灯台が15基あるそうですが、これまで伊勢志摩にある安乗灯台と大王埼灯台しか登ったことがなかったので、良い機会でした。今後も機会があれば登ってみたいと思います。この階段はらせん状にぐるぐる廻って登りますので、あまり勢いよく登ると目が廻りますので、気を付けて下さい。

 潮岬は1959年に伊勢湾台風が上陸した地です。私は潮岬から100数十キロメートル離れた、伊勢志摩の沿岸近くの僻地の小学校に通っていましたが、小学生の頃、理科の授業で台風15号の発生時から、毎日天気図を描き、進路を追跡していました。 

何も知らなかった子供は、台風とはどんなものか体験したくて、上陸を心待ちにしていました。 台風は洋上でどんどん発達して、一時は900ミリバールを切っていました。いよいよ上陸となって、明日は学校が休みになると良いのにと思って帰宅したところ、夜7:00頃から猛烈な風が吹き始め、凄いことになりました。

前のお家の方が我が家に避難してきた直後に、そのお家の二階は屋根ごと吹き飛ばされ、2階の柱だけが残り立っていました。 我が家の雨戸は猛烈な風の風圧でたわみ、家族総出で、雨戸がレールから外されないよう必至にささえました。 当時80才を越えていた祖母も、こんな風は生れてから体験したことがない、と大黒柱のそばで坐っていました。台風通過後、校舎は被害が大きく、長期間学校は休みになりました。 こんな台風なら二度と来てほしくないとつくづく思いました。


潮岬灯台入口
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潮岬灯台
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灯台入口
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白堊の灯台を見上げる
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記念のプレート
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潮岬灯台概要(説明板)
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螺旋形の階段
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灯台の展望台からの眺め
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沖行く船
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史料館
フレネルレンズ
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徳川家茂
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潮岬小学校作品
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のぼれる灯台(15基)
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橋杭岩

 那智勝浦を後にして、クジラで有名な太地町を通り過ぎ、国道42号線をさらに海岸線に沿って進むと、和歌山県東牟婁郡串本町の橋杭岩に到着しました。国道沿いの海岸に切り立った杭のような岩が向かいの大島方面へおよそ850mも林立する風景が見え、駐車場がありましたので、車を止め見学しました。以前は黒潮特急の車窓から橋杭岩を眺めていましたが、すぐそばで眺めると、潮が丁度引き潮から、満ち潮に転じた所で、早い汐の流れが見受けられました。

橋杭岩は、1500万年前にマグマが流れ出て、泥岩層の間に貫入しましたが、侵食により、柔らかい泥岩部が速く侵食され、硬い石英斑岩が杭状に残り、橋の杭のように林立することになりました。 橋杭岩は国の名勝および天然記念物に指定されています。

今から311年前の江戸時代、1707年10月28日、富士山噴火を引き起こした宝永の大地震は、東海・南海トラフのプレートが破壊された巨大地震でした。その時、橋杭岩の岩が大津波で、はるか遠方まで運ばれたことが分っているそうです。

橋杭岩(左端)
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橋杭岩(つづき)
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橋杭岩(岩の間から沖行く船)
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沖行く船を拡大(30倍:Canon SX700HS)
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橋杭岩
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熊野那智大社

 熊野那智大社と青岸渡寺は同一の境内にあり、青岸渡寺の本堂と本殿の社殿は隣り合って建っています。 神仏習合時代の名残りではないのでしょうか。 

古くから熊野は奥深い所、隈る所、神々が鎮坐する所として、人々から崇められました。那智の大滝(高さ133m)そのものを神としてお祀りする飛龍神社(祭神 大己貴神)が、瀧壺そばに鎮座しますが、もともとこの地が那智大社のルーツです。 

仁徳天皇5年に、社殿を那智の滝より、現在地に移し、夫須美大神を祭神としたのが、「熊野那智大社」のはじまりです。後に、仏教、修験道の隆盛と共に、神仏習合し、熊野権現として崇められ、上皇、女院、武将、庶民が大勢参詣し、「蟻の熊野詣」と称されました。

御祭神は六神が鎮座します。 社殿は現在、工事中のため覆いがかかっていました。
御朱印は2種類頂きました。

熊野那智大社一の鳥居
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熊野権現山門
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熊野那智大社社殿
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神社案内板
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同上
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下山階段
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御朱印
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御朱印(八咫烏)
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西国第一番札所 那智山青岸渡寺

 西国三十三所観音巡礼は、718年に大和長谷寺の徳道上人によって創設され、988年に花山法皇によって中興され、現在まで続く日本最古の巡礼です。本年2018年は、西国三十三所草創1300年の記念すべき年で、各霊場で特別の御朱印を押してくれます。
 
 花山法皇は988年に那智山に来山され、二の滝前に庵を結び一千日に渡る観音信仰の修業をされ、満行の後、三十三観音霊場巡拝を発願され、書写山性空上人、那智山弁阿上人をお供にし、992年に巡礼に出発されました。 鎌倉時代には「蟻熊野詣」と称されるように老若男女が多数列をなして熊野に参詣しました。朝廷の熊野御幸も盛んに行われ、なかでも後白河法皇や後鳥羽上皇は何回も参詣されました。

今回、茶店近くの駐車場に車を止め、杖を借りて、急な階段を467段、ゆっくり登って本堂で御朱印を頂きました。 

青岸渡寺(天台宗)のご本尊は、 如意輪観世音菩薩で、秘仏です。

参考文献:
白洲正子 「西国巡礼」 講談社文芸文庫, 1999.
西国札所会編 「西国三十三所観音巡礼」 朱鷺書房, 1987.

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参道入口から急な階段
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仁王門
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本堂前の階段
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那智山青岸渡寺本堂
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御朱印
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御詠歌石碑
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三重塔と那智の滝
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同上
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