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2018法隆寺夏期大学(1)

 2018年7月26日、第68回法隆寺夏期大学は、般若心経読経による奉告法要からはじまりました。 会場の聖徳会館では予定より時間を早めて8時過ぎから受付が開始されました。聖徳会館には、法隆寺や聖徳太子、仏教や歴史や美術に感心を持つ640名余の方々が全国から集まり、館内は熱気に包まれました。夏期大学参加者はピンクの徽章を付けているので一目で分かります。これを付けないと特別拝観の伽藍に入場できません。

午前中は以下の2つの講座がありました。
第1講 聖徳太子「勝鬘経義疏」解題Ⅲ 聖徳宗管長 法隆寺住職 大野玄妙 
第2項 飛鳥奈良時代における唐文化の受容 奈良国立博物館長 松本伸之

参道沿いにある、志むら食堂で昼食をとり、中門前での記念撮影の後、西院伽藍に入りました。

午後2時過ぎから西院伽藍ドレンジャ―放水があり、14:15から16:30までは、法隆寺の若手の僧が案内し、伽藍特別拝観が行われました。 今年も上御堂、西円堂内、聖霊院、収蔵庫、大宝蔵殿、若草伽藍、夢殿救世観音拝観、舎利殿、絵殿、伝法堂が特別拝観しました。 特別拝観では、このときでしか、まじかでお姿を拝観できない、国宝の聖徳太子像にお目にかかりました。
写真では厳しいお顔に見えるのに、まじかで見上げると、どうしてこのように、穏やかなお顔になるのか、とても不思議です。また、厨子内障壁画の蓮の青色が、どうしてこのような綺麗な色になるのか、大変不思議です。

入場口
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聖徳会館
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夏期大学案内板
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因可池
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南大門前
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中門方向
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ドレンジャ―放水
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焼損壁画収蔵庫
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若草伽藍
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塔跡・金堂跡
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若草伽藍塔心礎
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塔心礎と南方向
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塔心礎
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添柱と心柱据付跡
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矢田寺の紫陽花

 2018年6月18日のツアーは中止になったので、午後、矢田寺の紫陽花を見に出かけました。この季節は6月の雨の季節で、身近な人を亡くした者にとって、シャンソン歌手の別府葉子さんの透き通るような「6月の雨」の歌声が、紫陽花の花にしっとりと、しみとおって、とても心の慰めとなります。

 6月18日の矢田寺は、関西の交通機関がすべて止まっていたために、参拝者も少なく、オフシーズンのように閑散としており、紫陽花を心ゆくまで鑑賞することができました。40数年前に中学校の先生をしていた住職が傷んだ本堂の修復を祈願して境内の山と谷を利用して紫陽花を植えたのが、大きく育ち、今日、関西随一の紫陽花園にまで育ちました。この日、紫陽花の手入れをしていた作業員の方に、本日の地震について尋ねた所、とても怖かったと言っておられました。

参道の紫陽花
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本堂前
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奈良盆地一望
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六地蔵
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御影堂
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紫陽花園
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額あじさい
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スカイブルーがとてもきれい
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見返り地蔵
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6.18大阪北部地震で奈良交通のツアー中止

 2018年6月18日は、西山厚先生案内の奈良交通主催の『大和路再発見ツアー 玄昉が生きた時代』に参加すべく、8:00に車で自宅を出て近鉄奈良駅向すぐの集合場所へ行く予定でしたが、7:58分に携帯の地震速報とほぼ同時に、最初は突き上げるような揺れが、次いでガタガタと短周期の大きな横揺れが来ました。震度5弱の揺れでした。揺れ方からみてプレート沈む込みに伴う南海地震でないことはすぐに分りました。

 この家に住んでからは一番大きな地震でした。 さすがに耐震設計がされている軽量鉄骨の屋根の骨組に設置されている、ばねの役割をする仕掛けが機能して、ガタガタした揺れが、ゆらゆらとした揺れに変換されていました。 某積○ハウスの耐震設計を実感しました。

この日の地震によって大阪や奈良県下等の電車がすべてストップされているのをつゆ知らず、車で集合場所に着くと、奈良交通の担当の方が言うのには、本日の添乗員は郡山駅で足止めを食っているそうです。昨夜奈良で宿泊した数名と私と自宅より徒歩で来られた西山先生を囲んで玄昉のお話を、まじかでたっぷりとお聞きしました。

実は6月18日は、玄昉の命日であり、まさにその日に合わせてツアーが計画されたそうです。

中宮寺跡史跡公園

 2018年5月13日に斑鳩町の中宮寺跡史跡公園がオープンしました。 中宮寺は聖徳太子が母の穴穂部間人皇女(あなほべのはしひとのひめみこ)が居住していた宮(中宮)跡に寺を建立したと伝えられ、聖徳太子建立七カ寺の一つとされています。

中宮寺は飛鳥時代にオープンした史跡公園が所在する幸前(こうぜん)の地に創建されましたが、室町時代の永正年間(1504年~1521年)に、法隆寺の夢殿の近くの現在地に移りました。 天文年間(1532年~55年)頃に、伏見宮貞敦親王の皇女尊智大王(慈覚院宮)が入寺してから、門跡寺院となり、斑鳩御所とも呼ばれ、現在も門跡が住職です。

本尊は国宝菩薩半跏像(木造、伝如意輪観世音菩薩)で有名です。また、聖徳太子の妃の橘大郎女が聖徳太子が往生した世界を絹の刺繍で表した天寿国繍帳(国宝、中宮寺・奈良国立博物館で保管)も有名です。

1963年(昭和38年)から中宮寺跡の土壇の調査が始まり、1984年には土壇の南半分が塔、北半分が金堂であったことが発掘調査によって分り、塔と金堂が南北に並ぶ四天王寺式の伽藍配置であることが分りました。その後の調査では、回廊や講堂などは確認できなかったですが、寺の敷地を囲んでいた塀などが見つかっています。

中宮寺の塔と金堂跡の復元
 塔と金堂の基壇を復元し、礎石を復元して、建物の大きさが実感できるように整備しています。また、基壇の西側から北西部は農地のままの姿を残しています。 史跡公園北側の東屋風の休憩所からは、斑鳩三塔を望むことができます。他の2カ所の休憩所からは二塔が見えます。 当時と変わらぬ風景を残すこの地に立って、いにしえの中宮寺を訪れた人々に思いを馳せました。

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中宮寺跡史跡公園

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説明板
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法輪寺三重塔と松尾山NHK鉄塔
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法隆寺五重塔
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中宮寺跡(南側から塔と金堂)
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中宮寺史跡石標
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塔の基壇と礎石レプリカ
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金堂跡と塔跡説明
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四天柱と心礎レプリカ
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寺域の北を限る塀
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北門跡
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休憩所
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斑鳩三塔の方向
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北から南を望む寺域 葛城山遠望
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休憩所
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寺域の東を限る塀
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第68回(2018年)法隆寺夏期大学開催要項

2018年度の第68回法隆寺夏期大学(7月26日~29日)の開催要項が送られてきました。昨年度参加回数が5回となり表彰を受けましたが、今年も参加を予定しています。最近は参加希望者が多く、申込み締切日前に満席となりますので、6月中には申込みを済ませたいものです。

法隆寺の夏期大学は毎年、充実した講師陣の講座が開催されますので楽しみです。夏期大学初日午後には、普段は非公開の若草伽藍の特別拝観があります。また、焼損壁画収蔵庫の拝観もあります。そして、夢殿の国宝の救世観音像や聖霊院の秘仏の国宝聖徳太子像などが拝観できます。参加費は3000円です。申込み方法は法隆寺にお問い合わせください。

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