當麻寺の練供養会式(2017)

 當麻寺では毎年5月14日に練供養会式(ねりくようえしき)が行われる。正式名称は聖衆来迎練供養会式(しょうじゅうらいごうねりくようえしき)という。この会式は中将姫が織った「當麻曼荼羅」をみた恵心僧都が、當麻寺に仏面と装束を寄進したことに始まります。1000年以上前にはじまった伝統行事です。

 當麻寺の塔頭の一つである護念院(浄土宗)は、中将姫の「棲身旧跡寺院」(中将姫が尼となり居住したお寺)であり、練供養会式の「菩薩講」の取りまとめを行っているお寺です。 護念院には練供養会式で使う菩薩の面、装束、持ち物、輪光を保管しており、ここで身支度を整え橋を渡って極楽堂に出発します。

極楽堂から娑婆堂まで120mにも及ぶ極楽橋が架けられ、中将姫坐像の乗る輿は護念院を出て、娑婆堂へ移されます。極楽堂では真言・浄土宗の僧による読経が行われます。浄土宗の僧は極楽橋を渡り娑婆堂に向かいます。そのあと父母に手を引かれた稚児の行列が橋をわたります。つづいて、25菩薩が極楽橋をわたって娑婆堂にいきます。最後は、蓮座をもつ観世音菩薩、合掌する勢至菩薩、天蓋をもつ普賢菩薩が練りながら行道します。

娑婆堂では中将姫の胎内から宝冠阿弥陀坐像を取り出し、観世音菩薩の持つ蓮座に移します。これによって中将姫の生身の魂をお迎えしたことになります。その後、来迎のときとは逆に、観世音菩薩を先頭に極楽堂すなわち西方浄土へと導かれていきます。

護念院
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中将姫の乗る輿
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25菩薩仏面
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宝冠阿弥陀坐像
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菩薩の装束
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護念院から極楽堂へかけられた橋
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極楽堂と娑婆堂の間にかけられた極楽橋
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娑婆堂
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午後4時から練供養会式がはじまります。

中将姫の輿
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稚児の行列
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浄土宗の僧の行列
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22菩薩
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観世音菩薩(蓮座のみ持って練る)
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勢至菩薩(合掌して拝みながら練る)
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普賢菩薩(天蓋を持って練る)
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---------------帰りは中将姫を極楽浄土へ導く-------------

観世音菩薩のお練り
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勢至菩薩のお練り
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3菩薩
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22菩薩
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稚児行列の帰りは後の方になる。
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浄土宗の僧の行道で最後となる。
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高雄寺

 高雄寺(浄土真宗)は葛城市新在家に所在するお寺ですが、近年火災でお堂が焼失し、現在は収蔵庫のみが残っています。恵心僧都ゆかりのお寺で、母親がここの高雄寺の観音様に御願いして、恵心僧都がお生まれになったそうです。現在は寺院跡のみ残されていますが、高雄寺は後鳥羽天皇、後白河天皇勅願の寺院で、白鳳年間に役小角によって開かれた名刹です。盛時は「高雄千軒」と言われるほど繁栄したそうです。

現地説明板
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焼失した観音堂跡
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収蔵庫
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背後は二上山
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厳島神社
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阿日寺(あにちじ)

 5月14日は當麻寺で年に一度の練供養会式が行われる特別の日です。 午前中に帝塚山大学教授西山厚先生同行の奈良交通主催ツアーで、二上山を真近に望む奈良県葛城市良福寺にある阿日寺(あにちじ)(浄土宗)に行って来ました。阿日寺は本尊の弥陀如来と大如来からそれぞれ一字づつとった名前で、「往生要集」を著わした恵心僧都源信(942-1017)の誕生した寺院として、また母親が安楽往生した「ぽっくり寺」として有名です。今年は恵心僧都の1000年忌に当たる記念すべき年で7月15日から9月3日まで独立行政法人奈良博物館で特別展が開催されます。

阿日寺山門
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阿日寺縁起
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本堂
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本尊阿弥陀三尊と恵心僧都像
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欄干の25菩薩像の彫刻
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お堂
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軒丸瓦「恵」の刻印
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十三重石塔
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阿日寺墓地 恵心僧都両親のお墓
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法隆寺高田良信長老の死を悼む

  新聞報道によれば法隆寺の元住職で学問僧の高田良信長老は老衰のため去る4月26日に、76歳でお亡くなりになりました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。ご家族で葬儀を済ませ、5月8日に奈良市富雄の会館で、報道陣非公開の下、約350人が参列し、しめやかに告別式が行われました。参列者は法隆寺のために一生をささげた高田良信さんの功績を讃え、別れを惜しんでいました。

 高田良信さんは最近では「法隆寺学のススメ」(雄山閣、2015年)を出版されるなど、数々の名著(「私の法隆寺案内」(日本放送出版協会、1990年)、「法隆寺日記をひらく」(日本放送出版協会、1986年)など)を著し、法隆寺に関心をもつ多くの人々を魅了しつづけました。 

また、亡くなる直前の「夢殿サロン」では元気に講演をされていました。その他の講演でも、いつも、資料をたくさん配って頂き、学問に裏付けられた、分りやすいお話を、無償でされていました。晩年は酸素吸入をしながら講演をされていましたので、体力もかなり消耗されていたのではないかと推察いたします。 

謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌。 

2014.11.22太子道を歩くつどい

実相院で一行をお見送りする高田良信さん
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太子道を歩く集い一行
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関西花の寺25か所霊場第19番 長岳寺

天理市柳本の長岳寺境内は関西花の寺25か所霊場第19番の霊場で、現在(5月6日)、平戸つつじ・カキツバタなどが咲き乱れ、浄土式庭園の池に映え、浄土を連想させるような美しさです。長岳寺(高野山真言宗)は、824年に淳和天皇の勅願により、弘法大師によって大和神社の神宮寺として創建された古刹です。盛時は48か坊、衆徒300余名を数えました。現在、仏像5体と建造物4棟が重要文化財の指定を受けている古刹です。弘法大師のお堂の裏山少し石段を上った所に、古墳の石棺材を用いて、鎌倉時代に刻まれた約2mの高さの弥勒菩薩立像があります。また、境内には四国88カ所霊場の石龕があります。連休中とあって多くの参詣者やハイカーが立寄っていました。

参道の平戸つつじ
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釜の口の説明
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鐘楼門
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本堂(阿弥陀堂) 
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浄土式庭園
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カキツバタ
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カキツバタ
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オオテマリ
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弥勒菩薩大石棺仏
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四国巡礼86番
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